2013-06-18

574 昔からの個人商店も店終い18-06-2013(火) 

 筆者が最初にスペインに来た頃からあった文房具屋。先々週前を通ったら内側から紙が張られてガラ~ンとした様子はどう見ても店仕終いか改装のため休業のどちらか。新装開店予定どうのこうのと言う張り紙も何もなかったので悪い予感はしましたが、先週再び行って見ると相変わらずでした。
 この様に昔からの個人商店が立ち行かず、その跡にBar(バル:アルコールも置いてある喫茶みたいなもの)か中国人の雑貨商が出来るのがここ数年のスペインの街並みです。
 金がないので安かろう悪かろうでも中国人の店で買うしかないスペイン庶民と不況になればなるほど薄利多売の一杯飲み屋が増えて来る世相を良く反映していますね。

 卑しい利得を求めるのではなく、心からそうしなさい。-----或る昔の偉い人

 心からそうしない結果が今の世界規模の不景気の根本原因です。ましてや、社会に出れば心からそう出来ないことだらけ。
 しかし、もし心からそうしないことが自動的に卑しい利得を得ていることになるのなら、しかも、これが社会の大勢を占めているのなら、大勢の逆手を衝いて心からそうする少数の価値観こそ多数決の反対かも知れません。賛成の反対なのだ(バカボンのパパ)!?
 それにしてもこんな現状を目の当りにすれば、人も街も変遷して行く生き物だとつくづく感じます。どうせ変遷するならいい様に変遷したいものです。

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