2013-05-21

570 南スペイン・グラナダ県地中海岸のチリモージャ 21-05-2013(火) 

 筆者の住むグラナダ市は南スペインのグラナダ県の県庁所在地。後ろには今月5日に閉幕したばかりのシエラ・ネバーダスキー場。そして、その向こうはもう亜熱帯の地中海。
 まず雪は絶対に降らないこのグラナダ県の地中海岸一体でしか栽培出来ないのが亜熱帯産の果物チリモージャ。
 検索してみれば日本語ではチェリモヤと言うらしい。ナイフで半分に切ってスプーンで掬います。下に半分に切った写真も見えます。味はヨーグルトに近いと言えます。ありふれた果物よりエキゾチックな高級感がありますし、実際美味しいです。

 人の益を計り、良い行いに富み、惜しまずに施し、喜んで分け与えよ。-----或る昔の偉い人

 筆者は観光ガイド時代の20年ほど前、旅行者から日本ではごく一部の高級輸入果物店にカリフォルニア産のものがチリモヤと呼ばれて一個2000円とか聞いた覚えがありますが、今はどうなんでしょうかね? たまに帰国しても見たことがありませんので、20年後の今もその辺のスーパーでそう簡単にお目にかかるものではない様ですが、これです。今日の地元新聞に紹介されました。ところが、良く見ると後ろにはPolicia(警察)の文字!?
 夜このチリモージャ畑に盗みに行った連中が捕まり御用。余りの盗難の多さに警察が張り込んでいたそうです。
 不景気だからこそ背に腹は代えられないから盗もう情熱のスペインかも知れませんが、スペインでは小売でもせいぜい1kg3ユーロ(約400円)のありふれた果物。もっと率のいいもの盗む発想がないところに人柄の良さが表れるスペインの泥棒さんかも知れません。もちろん、日曜青空市場に売りに行くつもりだったのでしょう。 

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