もう20年前の話ですが、筆者がある朝当時働いていた旅行代理店に電話し様とすると電話がうんともすんとも言わない。銀行残高はあるし、おかしいなと思っていると、結局前夜近所の電話線丸ごと盗まれ、この辺一帯同じ目に。
銅線は意外と高く売れるらしく、銅線や電話線を盗むのはスペインの伝統と言っていい位なのです。
伝統ですから20年後も同じです。これは今月11日のニュースですが、南スペインのマラガ県アンテケラ市で銅線5000m盗んだ8人家族!? 8人ですから、家族挙げての職業なのでしょう。写真も載ってますね。もっとも、記事によれば、余りにこの手の犯罪が多いので、警察が銅線盗難防止キャンペーン中だったそうです。やりゃ出来るじゃないですか。
そして、時は流れて一週間後の18日のニュースは筆者の地元グラナダ市から15Kmほど南の町のニュースの見出しはDel hilo de cobre a la moda de robar escalones de aluminio(流行は銅線からアルミの階段盗難へ)!?
気違いは燃え木を死の矢として投げるが、隣人を欺きながら“ただ、戯れただけではないか”と言う者もそれと同じだ。-----或る昔の偉い人
朝起きて階段がなかったら人生ショックでしょうね。
確かに銅線よりアルミの階段の方が遥かに重いので高く売れそうですが、人間のバカさ加減の比重も重くなる一方であることの予表かも知れません。
それを買う奴が昔からずっといるのもまた楽しからずや情熱のスペイン。
2013-04-23
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