どうぞと言われても、一体何を真似すりゃあいいんでしょうか?
このところずっとコルムナを読んで来た読者なら何を真似すりゃあいいか位分かるでしょう? 顔です。
このギタリストは【ここはアルペジオ、次はスケール・・・】と微塵も考えずに弾いていることは、この何の不安も感じられない表情からして明らかです。テクニックを区分けしないことです。
顔を真似しながら弾いてみましょう、Feste Lariane(ラリアーネ祭)です。冒頭の8小節だけで十分でしょう。この8小節だけを【ノーマル】【アルペジオ】【トレモロ】の3パターンで絶え間なく繰り返して下さい。
ただし、3パターンは純粋に右指だけの話で、同じメロディーなのですから、頭の中は指を全く忘れて、頭の中は常に完全な同一メロディーモードに保ちます。実際同一メロディーでしょう? 同一なんですから、表情も変わらないはずです。
こうなるともう指の鍛錬ではなく、メンタルトレーニングです。指のことを考えないメンタルトレーニングです。
指のことを考えない時、指は勝手に動き始めます。
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