2012-10-01

539 禁断の聖域にまで手を出したスペイン政府 02-10-2012(火) 

 8月末に待ち切れず発売されたスペインのクリスマスドリームジャンボ宝くじのコルムナを書きました。サッカーと宝くじが日本人の想像の範疇を超越して大好きな国民性なのです。
 ところが、先日スペイン政府は2500ユーロ(約25万円)以上の宝くじの賞金には20%課税する新税法をあっと言う間に国会通過。
 元々公営ギャンブルは国が国民の金を吸い取る手段なのですが、それはその他圧倒的大多数のハズレた連中の払った金で十分商売になったはずです、今までは。
 現政権も国民の一番痛い所を突けば支持率が落ちること位分かっていながらの暴挙に出たことになります。宝くじが大好きなスペイン人にすれば聖域を侵された訳ですから暴挙でしょうね? しかし、だからこそ、これでやっと今回の金融危機は人事じゃない、本気だと目覚めたスペイン人も多いのではないでしょうか?

 しかし、どうしても必要なことは僅かです。いや、一つだけです。-----或る昔の偉い人

 スペインの財政が切羽詰っていることは最近日本の新聞サイトにまで記事になるほどですから本気です。その分ギリシャ並みに緊縮増税に反対するデモが増えています。ここグラナダ市では、総てのデモは日本語情報センター横の市役所前広場に集結してがなり立てるのですから、うるさいの何の。
 こうなったら宝くじ賞金課税反対デモでもやって欲しいものです。

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