2012-05-07

493 ギターは足で弾くアンドレス・セゴビア(5) 08-05-2011(火)

ついでにフラメンコギターの難しい足の踏み方もやってみましょう。クラシックギターの読者は面食らうはずですが、アンドレス・セゴビアの言った上手く弾けるなら足で弾いても良いの意味がこれかも知れないと思って挑戦してみて下さい。
12泊で一周するフラメンコ独特のリズム周期の一つ1_2_3_4_5_6_7_8_9_10_11_12。つまり、弱_弱__弱_弱__弱__弱__弱_これだけでは面白くありませんので、コードを付けましょう。
E_E_E_E_E_E_E_E_F_E_E_E
9泊目に1つだけFがあります。気を付けて下さい。後は皆Eですから簡単ですが、これだけでもAm(ラ)で終る西洋音楽の単調ではなく、日本の陰旋律と同じE(ミ)で終る東洋音楽的なフラメンコの響きが味わえます。
簡単ではないのが、太字のEを足を踏むことです。そして、特にアクセントの無いFを踏まないことが如何に難しいか体験してみて下さい。単発で終らず、何度も繰り返して12泊で一周する感触を掴んで下さい。
このフラメンコ独特のリズム周期は当然フラメンコの土地に生まれたアンドレス・セゴビアにとっても普通の感覚だったことは間違いありません。これをスムーズに足を踏めるなら、指は勝手に動くはずじゃ・・・。アンドレス・セゴビアはこんなフラメンコ的発想で上手く弾けるなら足で弾いても良いと言ったのかも知れませんね。実際フラメンコギターの世界では足が踏めないと弾いたとは見なされないのです。


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