2012-04-02

515 中国人さえ呆れるスペイン人 03-04-2012(火)

筆者の知り合いの日本在住の日本人が先日Barcelonaに行った時のこと。ある雑貨商の中国人とお互い下手くそなスペイン語で話したそうです。
 読者も一度スペインに来ると分かりますが、今日どんな市町村にも中国人経営の雑貨店がその辺にあります。中国製品で溢れる日本の100円ショップは日本人経営ですが、スペインの場合は中国人が乗り込んで来てそのまま開業すると思えばイメージが掴めます。その中国人店主曰く。
 スペイン人は働きゃしないな(確かにそうだ)。
 スペイン人はある金は後先考えず皆使って貯金せんな(後先考えずに結婚さえする連中なので金の使い方などなお更同じ)。
 我々東洋人とは全然違うよな(中国人に一緒にされとるわい!? これには知り合いも大笑い!?)。

 受けるより与える方が幸いです。-----或る昔の偉い人 

 しかも、これはスペインでも一番真面目と言われるカタルーニャ地方(州都Barcelona)の話。後は皆それ以下で、南に行くほどそれ以下になります。つまり、筆者の住んでいるアフリカの上のアンダルシア地方がそう言う土地です。働いたら何か損した気分になる思考回路の連中が5割位でしょうか。
 確かに見ていると中国人は良く働きます。ただただ財を成すためだけに出稼ぎに来ているのですから、ある意味当然の習性と言えるかも知れませんが、この連中は金だけが価値観だと言うのは無言の臭いで鼻に衝きます。
 我欲のために働くのも、我欲のために働くことを厭うのも、働いた方がいいに決まってますが、広い意味で双方受ける価値観の我欲には違いありません。  
 金銭社会に生きている我々は金銭を報酬として受けなければ生きて行けない訳ですが、それでも与える価値観が見えない根底にあれば、見える表面もまた別の無言の臭いが人様の鼻に衝くはずです。 クサいか芳香か。受けて嬉しい性根か、与えて嬉しい性根か。良く考えなければ一蓮托生にされそうです。

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