2012-03-26

488 良いギターから悪い音が出るのは右手左手両手に原因 27-03-2011(火)

ギターの音の良し悪しに関しては弦を爪弾く右手のタッチや爪の形ばかり言われます。先生も生徒もそう思っているのが日本のギター界かも知れませんが、こうした外見のフォームではなく、内側が力んでいればどんな名器からもいい音は出ないことを最近コルムナして来ました。
 そして、それは決して右手だけではなく、弦を押さえる左手も力めば結局右手まで影響して悪循環に陥ることも先週コルムナしました。
 それに考えてみるまでもなく、スラーやハンマリングなど実はギターは左手でも弾いて、左手でも音を出すんですよね。ですから、まずギターは右手左手両手の指で弾くものだと再認識することです。特にスラー、ハンマリングを多用するフラメンコギターはそうです。
 ですから、両手両腕から力を抜くこと。片方だけリラックスして、他方は力んでいると言うことはありません。片方の手の力みやリラックスは必ず他方にもそのまま良くも悪くも反映されるのが人体です。
 どんなスポーツも上手い人は力みません。最小限の力で最大の効果を上げます。ギターも同じです。
 力めばどんな名器も音量は落ちて音が汚くなります。そう感じたらすぐに力を抜くことです。力んで疲れて音が小さくなったからもっと力を込めるのは全く逆効果です。

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