2011-12-05

472 1年8ヶ月遅れの墓参り(1) 06-12-2011(火)

筆者は一昨日グラナダ県の南隣、地中海沿いのアルメリア(Almería)県ラ・カニャーダ(La Cañada)町の共同墓地に近代ギタ-の開祖アントニオ・デ・ト-レスのひ孫フアン・フランシスコ・サルバドール・ヒメネス氏(冒頭に筆者の追悼文)の墓に初めて行って来ました。昨年4月3日亡くなった際には葬儀にも行けず、今回姪の旦那さんに案内してもらって1年8ヶ月遅れの墓参りとなりました。
 中皮種癌と聞いてはいましたが、結局アスベストが原因だったとは今回始めて知りました(長年建具の会社を経営していた)。検査結果が出たのが一昨年12月28日。すぐに本人と家族はドイツ人医師Edhard Hannen氏を頼りに確かドルトムンドの病院に緊急入院しましたが、検査の結果既に手遅れだったそうです。
 何故急にドイツ人医師かと言うと、当時愛好家達がLa Leona(ザ・雌ライオン)と呼んだアントニオ・デ・ト-レスの最も良く鳴るギターの所持者がこのドイツ人ギターコレクターの内科専門医師だと言う訳なのです。
 あてのない放射線治療の後、最期を故郷で迎えるためドイツの病院から地元アルメリアの病院に直行。4月3日10時10分逝去。40分ほど経って今回墓地まで案内してもらった姪の旦那のミゲールさんから電話があり、翌日の葬儀の段取りが決まったらまた電話すると言われて結局電話がなく、今回1年8ヶ月遅れの墓参りとなった訳です。
 ここに在りし日のフランシスコ写真(2枚目中左)があります。真ん中のおばはんのひい祖父さんが娘、つまり、このおばはんのお祖母さんにアントニオ・デ・ト-レスから後にLa Leonaになるとは知らずに買ったギターが回り回って現在Edhard Hannen医師()の手にあると言う訳です。

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