2011-03-28

440 きれいに別れて良いギタ-(2) 29-03-2011(火) 

 日本は国難の時ですが、続けてスペインギタ-コルムナして行きます。
 個性が中々ことばにならないことは別にして、個性ある楽器の音にはギタ-に限らず共通点があります。それは音が十分に分離していること。一音一音がはっきり別れてきれいに聴こえることです(先々週のコルムナ)。
 逆も然り。音が十分に分離して一音一音がはっきり別れてきれいに聴こえるギタ-の音色は何等かの個性を感じさせるものです。そして、この様なギタ-は自ずと歌います。
 そして、この様なギタ-こそマヌエル・カーノ先生のみならず、世の多くのギタリストにこのギタ-は歌うと言わしめるのです(同432)。
 それでは、次回からどんなギターが一音一音がはっきり別れてきれいに聴こえるのか、ギタ-の作りの観点からコルムナして行きましょう。

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