2011-01-10

455 伊達直人かクレクレタコラか 11-01-2011(火)

 継続は力なり。これは日本語情報センタ-サイトTopペ-ジに設立当初からデカデカと書いてあります。確かに人生何をやっても続くでなければそれでお終い。力とはなりません。
 例えば、今日本で去年のスペインのサッカ-ワ-ルドカップ優勝凄かったなとか言っている奴がまだいるでしょうか? いないでしょうね。スペインでさえ皆無です!? もう過去のことなのです。どんなどデカイ打ち上げ花火も、続くでなければ連続テレビドラマにはならないのです。
 その点今年早々これこそ時空を越えた継続は力なりじゃないのかと思わされたのがタイガ-マスク&伊達直人のランドセル配布事件。40年前のマンガですから、これはもう時空を超えたと言っていいでしょう。
 このニュ-スを最初に読んで筆者が最初に思い付いたことばが継続は力なりでした。当時は高度成長期をそのまま反映したかの如く元気が良かった日本スポ-ツ界はメキシコオリンピック後ミュンヘンオリンピック前の全盛時代。バレ-は男女とも必ずソ連と決勝を争い、プロ野球は王長島の円熟期。追随する様にアタックナンバ-1巨人の星などスポ根テレビマンガが大ヒットとなったのも時代の流れだったのでしょう。そして、プロレス界は後に袂を別つ20代の故ジャイアント馬場&アントニオ猪木がまだ同じリングで闘う毎週金曜夜8時のゴ-ルデンタイム。その同じ団体に所属するタイガ-マスクの時代背景と設定でした。それてにしてもこんなおじさん(当時はお兄さん)が主題歌(一瞬タイガーマスクと若き日の馬場さんが見える)&副主題歌を歌っていたんですね。上手い。

 継続は力なり。-----或る昔の偉い人

 孤児の伊達直人が覆面レスラ-となってファイトマネ-をみなし子ハウスに寄付するとは日本人好みの浪花節過ぎるかも知れませんが、今回のランドセル事件で伊達直人を知らない世代にまで伊達直人を日本中に広く認知させたことは紛れもなく時空を越えた継続は力なりじゃないのかと筆者は思った次第です。それが40年後なら、なお更そうに違いありません。仮に正体が割れてどこかの金持ちがゲ-ム感覚でやっていたとしても、継続の力の原動力は40年前のタイガ-マスクにあるのですから、それ自体は大した論点ではありません。
 それは取りも直さず、受けたファイトマネ-を与える価値観がこの40年前のテレビマンガの根底にあったからじゃないでしょうか? 与える価値観だからこそ40年の時空を超えて時代と天の摂理が再びヒ-ロ-伊達直人を歴史の最前線に呼び戻したと言えば飛躍し過ぎでしょうか?
 それが証拠に、一体どこの誰が今頃何でも欲しがるだけの価値観クレクレタコラなんか覚えていますか? 筆者は良く見てましたけど。
 人生は究極のところ自己愛か隣人愛か、受けて嬉しいのか与えて嬉しいのか、そして、人生は突き詰めれば伊達直人クレクレタコラか、人はどちらかの価値観に支配されて賞賛か罵声の冠を受けるのです
 今は40年前に比べて同棲に不倫に離婚ラッシュに幼児虐待は目を見張るものがあります。伊達直人タイガ-マスクも知らないクレクレタコラ世代同士が発情期を愛情と間違えた結晶の子供達が一番の被害者です。もしかすると40年後の今こそより多くの伊達直人が必要な時代であり、我々は2011年正月早々甦った伊達直人の正夢を見ているのかも知れません。

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