2011-01-17

430 マヌエル・カ-ノ先生のギタ-吟味(3) 18-01-2011(火)

 日本の利き酒も、スペインで言えばワイン、オリ-ブオイルを利く職人も、そして、ギタ-を見極める故マヌエル・カ-ノ先生も、僅かの試飲でギタ-の良し悪しを見極めていました。利くためにはコップ一杯時間をかけて飲み干す必要はありません。肥えた舌の職人なら一口二口で十分なのはギタ-に限らず楽器も同じことなのでしょう。
 ではマヌエル・カ-ノ先生に限らず耳の肥えたギタリストは弾き始めてすぐ一体何を感じるのでしょう?
 一口二口で酒を利く利き酒職人と同じなら、ほとんど一瞬で良し!!と納得する食感です。舌触りです。耳に心地良い音色です。
 そんなこと言ったって、ギタ-ならどんなギタ-でも弾けば音色位するでしょう? それは一体どんな音色なんですか、先生?
 そりゃあ、味とコクだよ。違うのが分からんのかね? と言われても、利く耳を持ってない我々凡人にはそう簡単には分かりません。
 確かに味とコクが違うだろと言われても、個人の感性ですから所詮ことばにはなりませんが、それでも何とか次回からマヌエル・カ-ノ先生の感性をことばにしてみましょう。
 

0 件のコメント: