2010-02-22

411 昭和から猫へ 23-02-2010(火)

 日本では2月22日は猫の日で、しかも、昨日平成22年2月22日は2が5つ並ぶ特別な日だったらしい。おかげで筆者は今年が平成22年だと知った。海外に居るとどうしても平成何年かが分からなくなる。
 それなら1月1日はワンワンで犬の日、2月13日はお兄ちゃんの日、3月8日は鯖の日、4月8日はシワ対策の日、5月3日はゴミの日、6月9日はろくでもない日、7月31日は7歳児の日、8月9日は薬中救済の日、9月30日は腐れ縁の日、10月21日は平安貴族の日(十二単衣!?)、11月11日ワンワンワンワン泣く日、12月12日は犬猫の日とでもしてもらいたいものだ!?
 しかし、何より筆者が思わず思い出したのは昭和55年5月5日。ちょうど5が4つ並び、しかも、筆者が名古屋に居た学生時分、筆者はその前年初めてスペインに行って帰った大学5回生の春、名古屋市昭和区昭和郵便局で“昭和55年5月5日”の消印がもらえるのは日本中でこの日ここだけとあって、かなりフィ-バ-したのを覚えている。フィ-バ-なる言葉が日本語に組み込まれたのもこの頃だ。

 ですから、賢くない人の様ではなく、賢い人の様に歩んでいるかどうかよくよく注意し、機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。-----或る昔の偉い人

 昭和55年と言えばちょうど30年前。遠い昔のことなのか、あたかも昨日の如く感じるのかはともかく、30年前に比べて人間様が悪くなっているのは確かです。消印が昭和から猫になったのはご愛嬌としても、悪いと言う言葉が適切でないなら、愚かと言えばより確信を衝いているでしょうか? 人間様がより愚かになったから人間様の構成する社会もより悪くなったと言った方がより図星かも知れません。
 もしこれに気付かず無頓着に歩むとすれば、それはとても機会を十分生かして用いているとは言えません。流されているだけです。
 しかし、どっぷりゆったり悪い流れに浸かって滝壺目掛けて一心不乱に流されていれば、賢い人の様によくよく注意することなど不可能どころか、その必要に気付きさえしなのが今日多くの日本人スペイン人であることは毎週のコルムナが反面教師で証明しています。
 悪い時代にはどっぷりゆったり浸かる前に浸からないのが賢い人のはず。30年も経てばなお更じゃあ~りませんか。

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