2008-07-15

327 スペインで阪神ファン 15-07-2008(火)

 先週大阪から旅行者(男性)が来た。日本語情報センタ-の看板を出している以上そんなことは珍しくも何ともないのだが、スペインにやって来る日本人旅行者は何故か圧倒的に関西人が多い。どことなく抜けている雰囲気が本能的に共感を呼ぶのかも知れない。
 話は先々々週のサッカ-ユ-ロカップ優勝の話題へ(コルムナ323&326)。『さぞかし盛り上がったでしょうね』『器物破損で・・・』『ところで、今年は阪神が偉そうに独走やないですか』『そりゃええんですけど、万年最下位やったあの頃の方が可愛かったですわ』
 と言う余裕があるほど阪神は今年首位独走な訳だが、スペイン人サッカ-ファンなら絶対にこんな会話にはならないだろうと、後からしみじみ思った筆者であった。

 憐れみは裁きに打ち勝つ。-----或る昔の偉い人 
 
 てるてる坊主に願を掛けて雨が降れば迷わず鋏で首をちょん切るか(先週のコルムナ)、出来の悪い息子ほど可愛いのと同じで、何度裏切られても、哀れな奴よと却って憐れみの情を抱くのか。
 そして、憐れみと裁きはどっちが強いのか・・・。てるてる坊主の歌にこれほどの教訓が隠されているとは筆者も思いませんでしたね。

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