2008-06-09

322 セ-ラ-ム-ンになった女子高生 10-06-2008(火)

 ちょっと時期はずれるが、日本では入学式から2ヶ月。知り合いからこの4月高校生になったばかりの娘の写真が送られて来た。筆者も昨年帰国の際に会ったことがある。
 手紙に拠れば希望通りセ-ラ-服が制服の第一志望校に合格!? 意味不明だが、この娘はスペインでも大人気を博したセ-ラ-ム-ンが大好きで、どうしてもセ-ラ-服を着た女子高生になりたいと、そう言えば筆者にも言っていた!? これが進学理由の総てではないだろうが、ほとんどそうだと言う顔はしていた。勉強大嫌い、バラエティ-大好きの傾向と対策から鑑みれば、今後果たして日本の将来を担う青少年になれるかどうかは疑わない方が失礼に当るだろう。
 親も希望を適えた可愛い娘の写真をわざわざスペインまで送って来るのだから、親バカとは良く言ったものだ。もちろん、写真に写る娘はセ-ラ-服で髪を染めて笑顔でVサインポ-ズ。筆者が子供の頃Vサインと言えば、サインはVか、ホームの影から甲子園に向かう息子飛雄馬にVサインを送る星一徹と言う深い意味があったものだが、どうやら21世紀のVサインはミ-ハ-の証に成り下がってしまった感がある。

 あなた方は自分が何を求めているか分かっていないのです。-----或る昔の偉い人

 う~ん、どうしようもない。ここまでやられたら返すことばもありませんな。これがスペインならすぐさま酒、タバコ、ディスコ、麻薬、不順異性交遊へお決まりの電車道なのですが、今の日本はどうなのでしょう。
 もっとも、そうではない価値観を植え付けてやれなかった親も娘以上にバカなのですが、筆者としてはもはや本人が痛い目に遭わない様に祈るしかありません。舞鶴の事件は人事ではないはずです。
 人生何を求めているか分からない人は何も得るところはないし、求めるものが軽薄なら軽薄な実を得て軽薄に喜ぶだけ。当たり前の軽薄の方程式なのです。もっとも、こう言う性格ならストレスを溜め込んで、トラックで突っ込んで無差別に人を刺す様な人間になることもないでしょうが・・・。合掌・・・。

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