昨日やっとスペイン全国で一日平均５人の無免許運転逮捕者が出ているとの新聞記事があった(先週＆先々週のコルムナ)。６台に一台の無免許大国で一日５人!? こうなるとスケ－ルが大きいのか小さいのか分からないが、こんなことでびっくりしている様では人間の器の大きさを問われそうな現実を一昨日耳にした。
アメリカであるメキシコ人と話した日本人旅行者の証言。そのメキシコ人はアメリカにやって来て車の免許を取れと言われてびっくりしたそうである(日本人には意味不明!?)。メキシコ人は車は誰がいつどこで勝手に運転してもいいものだと思っているらしい!? この調子ならメキシコに限らず第三世界なら世界のどこでも似た様なもんだろう。
そう言えば、筆者が最初にスペインに来た時だから、もうかれこれ29年も前に聞いた話だが、ある日本の大学教授がメキシコで汽車に乗っていると、途中村祭りがあり、機関士も車掌も乗客も皆列車を放ったらかして祭りを見に行ったとか!?
これを陽気で明るいと形容すべきかどうかは別問題として、こう言う国が発展しないと言うのは良く分かる。もっとも、本人達は良く分かっていないだろう・・・。合掌・・・。
気違いは燃え木を死の矢として投げるが、隣人を欺きながら、「ただ、戯れただけではないか」と言う者も、それと同じだ。－－－－－或る昔の偉い人
日本で窮屈な社会生活を強いられている日本人から見れば、何と大らかなと、殆ど条件反射的に却って羨む人さえ結構いるのではないかと思いますが、それは仕事人間に成らざるを得ない可愛そうな自らを勝手に判官贔屓で思いやる安っぽい自己憐憫の発露に過ぎないのかも知れません。
大らかと身勝手は反意語です。戯れて同意語と取り違えると欺かれます。
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