2008-03-10

309 また社会党か 11-03-2008(火)

 一昨日行われたスペイン総選挙は与党の社会党(PSOE)、野党の大衆党(PP)共に他の少数政党を食い物にして躍進したが、結局与党野党の構図は変わらず、社会党政権があと4年続くこととなった。筆者は常々誠実でさえあれば何党だろうが、誰が大臣だろうが、少々貧弱な政策だろうが、大した問題ではないと思っているが、オカマ同士、女オカマ同士の結婚を憲法にさえした社会党だけはいけ好かない。個人的好みからすれば最悪の結果となってしまった。もっとも、仮に他政党が勝っていたとしても世の中が今後ますます混沌として行くことに歯止めが掛けられた訳でもないだろう。

 人が変わらなければ社会は変わらない。-----或る昔の偉い人

 与党が続投したところでスペインから薬中がいなくなるはずがありませんし(コルムナ306)、新政策を打ち出したからと言って7割を誇る離婚率が減る訳でもありません。また、日本で近い将来仮に政権交代があったとしても虐めがなくなる訳でもなく、何かの経済政策で格差社会が少しは是正されたとしても横行する詐欺や強盗やスケベ教師に変態巡査など増える一方でしょう。また、読者は今回アメリカの大統領が代われば学校内での銃の乱射事件が無くなるとでも思うでしょうか? と言うことは政治が変わっても社会は何ら良くは変わらないと言うことです。
 麻薬に手を出す愚かさの温床がなくなれば薬中もまたいなくなり、お互い思いやりの精神があれば離婚も虐めも減ります。真面目に働く価値観に目覚めれば詐欺や強盗もなくなります。政治ではありません。総ては人です。

0 件のコメント: